無職系ライターのリアルな日々~日和見きなこ~

組織に属すということにどうにも耐えられなかった私は無職になり、フリーライターになりました。そんなダメな私の毎日の記録

私がプロの小説家になれなかった話でもしようか

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皆さんおはようございます。日和見きなこです。

九月ということで、なんだかほんの少しずつ日差しも弱まっている気がします。

昨日ボケーっとしていたら、夏のある苦い思い出がふっと頭に蘇ってきたので今日はそんな話をしましょうか。

ちょうど数年前の夏の時期。大学の入学式以来スーツを着て、田舎者の私は大都会東京のでっかいビルをアホ面で見上げてました。

それは、ある出版社のビルでした。

 

プロの小説家になりかけた?

実は私、プロの小説家になりかけた過去があります。どのくらいなりかけたかと言うと、出版社の方からメールが来て、軽く今後のことを話し合い、ご挨拶したいのでと言われて東京の本社に呼び出されたくらい。

つまり結構ガチな奴だったし、実は日本で売り出すのと同時に翻訳かけて某アジアの国にも出しましょうって話だった。

 

のだけど~、「なりかけた」ってことは流れちゃったってことなんですよね当然。

 

なんで流れちゃったのかというと、これもまた複雑な事情なんだけど、Aという日本の出版社があって、Bという海外の出版社がある。

Bの海外の出版社がAに

「今日本の本がブームだからいい小説家を紹介してよ。コンテストやるんだからそのときについでに探して?」

と声をかけていた。それでAの出版社は私に目を付けて連絡をしてくれた。

ところが、これは半分推測だけどBの出版社はそれを突然「やっぱいいや」って言ってきたんだと思うんだよねえ。(正直そういう国なので不思議じゃない)

で、まあすったもんだあった結果私はAの出版社から

「今回の件はなかったことに」

と言われたわけだ。

 

私はもちろん食い下がったよ。

食い下がったというか、普通にそれで終わるとは思っていなかった。

だって、めっちゃ褒められてたからね。出版社に挨拶行った時も稀代の天才かのごとく祭り上げられた。

だから、普通にその某国の話がなくなっても、

「じゃあとりあえず日本でだけ販売しましょ」

という流れになると思ってた。

 

で、出版社にまあそんな感じのことを聞くと、返ってきた反応はなかった。

つまり、断られるとか無理ですとか言われるんじゃなく、完全無視だった。

 

ちょっと怖い出版社の話

プロの小説家になりたいと思う人はほぼ必ず出版社のお世話になると思う。向こうから声をかけられるのか、あなたが持ち込むのかは知らないけれどね。

ただね、注意しておいてほしいのは向こうも商売だってこと。

で、ついでに言うと山ほどいる小説家に対して情は一切ない。

私のときも、あの時点ではあんなに褒めていたのに、利用価値がなくなった瞬間まさに手のひらクルーっだった。

さらに言うと、実際に私に「ダメでした」って伝えられる前からメールの無視が続いていたから、本当はもっと早く決まっていたんじゃないかな。

そんで、どうもこれは私やその出版社に限った話ではなかったみたい。

実は、私とほとんど同じ目に遭った人と話す機会があった。

その人も小説を賞か何かに送って、それがドラマの原作として声をかけられたらしくて色々話を進めていたんだって。

そのときには自分の作品をものすごい褒められたとか。(私と同じ)

ただ、題材がちょっと重すぎたのか結局流れることになって、その瞬間から物凄い対応が冷たくなったそうな(さすがに無視まではされなかったみたいだけど)。

 

そういう話を聞くと、あーやっぱりなあ。って思うよね。

まあ多分向こうの人たちも忙しいんだと思うし、ダメだったもんはしょうがないと思うけど、うーん……さすがに無視は人としてどうなんだろうと思わんでもない。

その人も「なかったことに」と言われた瞬間からほっぽりだされて、はいお終い。だったらしいから。

 

プロの小説家になりたい人へ

はーい! ちょっと湿っぽい話になっちゃったけど、せっかくなので天才の私がプロの小説家になりたいなんていう頭が残念な人たちに向けてちょっとしたアドバイス!

いいですか? 出版社から声が掛けられても舞い上がっちゃダメです!

彼らは多分一パーセントでも可能性がある人間にはす~ぐ声を掛けます!

ま、ダメだったら捨てればいいし、なんて軽薄な男みたいな感情でぽんぽん声を掛けて、あなたたちを舞い上がらせます!

で、幾多の小説家を祭り上げて培ったトークスキルでもって、あなたの作品をめっちゃ褒めます。

ただしそれはあくまでセールストーク。あなたをその気にさせて、期待させて他の出版社に流れないようにキープしておく手段です。

 

わかる、舞い上がる気持ちはよーーーくわかるんだ。

 

だけど、落ち着け! まーず落ち着け!

あなたにとっては話が流れるなんて人生最大の一大事かもしれないけど、向こうにとっては毎日のお昼ご飯食べることくらいよくあることだから。

マジでなんとも思ってないし、たまーにうまくいったときに、売れる作品を書かせるために褒めてるだけだから!

出版社に声をかけられるまでがゴールじゃない。とりあえず実際に出版するまでがゴール! まあ、プロの作家から言わせればきちんと売れて生活できるまでがゴールってなんだろうけど、私はそんな段階を知らないからしょうがない。

 

これを読んだプロ小説家志望の諸君。出版社との付き合いはよーく考えるんだぞ!

……………………

…………

……

 

うーん……なんかほら、私がくっそへこんで自暴自棄になってネット小説のエッセイランキング荒らしまわってた頃のテンションで書こうと思ったけど、なんかうまくいかないねやっぱ。

今割とストレスない生活してるもんなあ……。

うん、これはつまり、過去を過去としてちょっと前に進めたってことなのでしょうかねえ。

未だに引きずって後悔していることは山ほどあるけど、やっぱりよく言う通り、やった後悔よりやらなかった後悔のほうが残るから、プロの小説家になりたいって人は、自分が納得いくまでやってみるといいんじゃないかな。

ただし、学生のうちにね。社会人になってからは100倍大変だと思うから。

そんな感じさ。

私は、まだしばらくは小説を書く気になれないけど、皆様はがんばってけれ。

 

あ、あと私が出版社にスカウトされたときの作品と、出版社にスカウトされてからぽいってされるまでの赤裸々な話とか出版社とのやりとりを書いたお話は、電子書籍で出しています。

試し読みもできるのでよかったら、見てね。

ただし、そのエッセイは私が当時の荒れに荒れてた時期のものだし、もともと軽い文の好まれるネット小説に投稿していたものだ。

つまり、文体もテンションも今と全然違うので、お気をつけて。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。

またねー。

 

私が当時の話を当時のテンションで書きなぐったエッセイ

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私が出版社にオファーをもらったガチのミステリー小説

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