無職系ライターのリアルな日々~日和見きなこ~

組織に属すということにどうにも耐えられなかった私は無職になり、フリーライターになりました。そんなダメな私の毎日の記録

人は過ちを繰り返すもの

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人は過ちを繰り返す。自分だけは大丈夫。そう思っていても、やっぱり尋常ならざる状況に置かれれば判断力が狂い、結局のところ一度通った道を再び、今度は大丈夫、うまくやれると唱えながら進むのだと思う。

 昨日は雨が降っていた。だから、外には出なかった。日課のランニングもしなかった。だから昨日は一歩も外に出ていない。だから外の気温がどうなのかなんて知る由もなかった。

今日はお肉がなくなった。きのこもなくなった。冷蔵庫にある食材はキャベツだけ。店に行かなければ本日はキャベツをかじって夜を明かすことになる。私は別にげっ歯類でも芋虫でもない。ただ外に出ないだけのひきこもりだけどご飯は食べる。

だから買いに行くしかない。

外に出て即座に家に戻った。避難した。

なんだこれ、寒い。めちゃくちゃ寒い。

つい最近まで、あーもうすぐ冬だねえなんて思いながら身を縮めて歩いていた。でもまさかこんなに早く来るなんて。

寒すぎて二枚服を着こんで再度外に出る。やっぱり寒い……でも、行かなきゃご飯はない。

私の家は一番近くのコンビニ、そしてスーパーまで徒歩で15分くらいある。普段ならどうってことないけど、これ以上寒くなったら無理だ。死んでしまう。

そこで私は考えた。

ああ、外に出たくない。

なんとかして外に出なくて済む方法はないだろうか。

でも買い物には行かなきゃいけないし……。

買い物……行かなくて済む……作り置き…………。

 

カレー!

 

ああ、のど元過ぎれば熱さを忘れる。

私は以前あんなにも作り置きしたカレーに苦しめられたのに、いつの間にかまた同じ道を辿ろうとしている。

人は過ちを繰り返す。私もまたその愚かな人間の一人なのだと思い知らされた。両手で抱えたナスやニンジン、きのこ、じゃがいも、そのすべてが私の愚かさを代弁するかのようにずっしりと重く私の腕にのしかかる。

明日の昼、私はきっとカレーをつくる。そして2日目くらいで、なぜ自分はこんなバカなことをしてしまったのだろうと己を恥じ。しかし作ってしまった以上食べるしかないという義務感と戦いながら、鍋に残った減らないカレーを見つめる。

未来は見えている。なのになぜ人は同じ過ちを繰り返すのか。

それは、そこにほんの少しの光の可能性を見出すからだ。きっと次はうまくいく。きっと飽きずに食べられる。きっとなにかいい調理法を思いつく。

そうして少しずつ人は学び、成長する。

過ちの連続は成長への過程であると信じ、私はきっと、明日鍋の前に立つだろう。